システム開発会社へ社内データや業務情報を渡すとき、セキュリティの専門用語をすべて理解してから相談しようとすると、準備が止まりやすくなります。最初に確認したいのは、どのデータを、誰が、何の目的で、どの環境で扱うのかです。
個人情報、機密情報、業務上重要なデータでは、許可するアクセスや記録すべき内容が異なります。 安全性は、認証の有無だけで判断できません。自社の業務とデータを前提に、システム開発会社と脅威やリスクを確認し、実装する対策と実装しない対策を合意して記録します。
確認時期を決めずに開発を始めると、後から追加対策が必要になったとき、責任分担が曖昧になります。開発・検証・本番で扱うデータが同じか、アクセスを許可する期間はいつまでか、不要になった権限を誰が削除するかも、相談前に確認したい項目です。分からない事項は未決定として残し、判断者と確認時期を決めます。
たとえば、テスト用に本番データを使う場合は、必要性、代替方法、マスキング、保存期間、削除方法を確認します。システム開発会社だけでなく、データを管理する社内責任者も確認に参加することが重要です。