システム化を検討すると、生成AIを使えば自社で作れるのではないか、システム開発会社へ依頼すべきではないかという二択に目が向きがちです。しかし、最初に確認すべきなのは、既存のパッケージやSaaSで業務を満たせるかどうかです。自社特有の業務がある場合も、すべてを独自開発する必要があるとは限りません。
既存サービスで対応できる部分、運用を変えれば受け入れられる部分、どうしても残る業務上重要な差分を分けて考えます。その差分が大きく重要な場合に初めて、独自開発の必要性と、内製・システム開発の外注・組み合わせの選択肢を検討します。
業務の停止が難しい、複数部門が使う、扱うデータの管理が重要、将来の変更が多いといった条件は、方式を決める前に書き出します。方式の選択は、作り方だけでなく、導入後の責任を決めることでもあります。
既存サービスの設定や連携で対応できる範囲を確認せず、独自開発を前提にすると、後から不要な機能や保守対象が増えます。まず業務上の必須条件と、改善できればよい条件を分けます。