製造業の申請業務は、次のように業務分類ごとに判断材料と承認者が異なります。
- 設備投資
- 購買
- 外注
- 品質異常
- 保全
- 工事
業務ごとに必要な情報も異なります。
- 設備投資では投資目的や効果
- 購買では見積・予算・納期
- 品質では異常内容と是正根拠
にもかかわらず、すべてを同じ申請書と同じ承認ルートで扱うと、不要な確認が増えたり、必要な情報が不足したりします。本社と工場、複数拠点の間でルールが異なる場合は、さらに「どの基準を適用するか」の確認が発生します。
たとえば設備故障の修繕では復旧の緊急度が優先され、通常の設備投資では予算と効果の確認が優先されます。購買では見積の不足が止まり、品質異常では是正処置の責任部門が決まらないことが停滞につながります。立場によって確認したい観点も異なります。
- 工場長は現場への影響と復旧の速さ
- 管理部門は統制と証跡
- 情シスは運用負荷と権限管理
製造業のワークフロー化で先に整理すべきなのは、紙をなくすことではなく、業務分類ごとに誰が何を判断するかを定義することです。