ルールベースとAI外観検査は、どちらも画像処理を使って製品を調べる方法です。違いは、判定条件の作り方です。ルールでは人が特徴や条件を明示的に設定し、AIでは画像データから特徴を学ばせます。判定の設定を変更するときに必要な作業も、この違いから比べられます。AIには機械学習が使われ、ディープラーニングもその一種です。
ルールベースでは、輪郭の位置、部品の数、傷として抽出した領域の面積などを、決めた基準と比べます。例えば、一定の位置に部品があるかを確認する検査は候補になります。基準を文章と数値で説明しやすいほど、条件の確認や調整の方針を立てやすくなります。
ただし、照明や製品の姿勢によって画像が変われば、その影響を評価する必要があります。
AIは、色や模様の正常な差と欠陥の見た目が入り組み、条件の追加が増える検査で候補になります。傷ならAI、有無ならルール、と欠陥名だけで決めるのは早計です。まず何を不良とするか、その差が画像に写るかを確認します。AIを採用しても、良否基準が未決定の状態や、照明の反射で見えない欠陥が自動的に解決するわけではありません。