自動外観検査は、カメラなどで取得した画像や形状情報を使い、製品の外観を基準と比べて良否を判定する仕組みです。検討は、検査目的、対象と欠陥、画像で捉える条件、良否基準、ライン条件、評価方法の順に進めることを勧めます。省人化か、不良の見逃し低減か、記録の確保かで、優先する工程や必要機能が変わるためです。
対象は表面状態、形状、組立状態、印字、色に分けると整理できます。表面なら傷、打痕や凹み、異物や汚れ、形状なら欠けやバリ、組立なら部品の欠品や位置ずれが候補です。印字は有無・読取り・内容照合、色は色差や色ムラを確認します。どの項目も、用途や顧客と合意した仕様に照らして、検査する面と許容範囲を決めます。
同じ傷でも、検査面、最小サイズ、許容範囲が違えば条件は変わります。例えば金属部品の表面を調べるなら、材質名だけで判断せず、表面処理と姿勢、どの面の傷を対象にするかを揃えます。ここでは光学式の外観検査を扱い、死角や内部の異常まで検出できるとは前提にしません。
最初は一つの工程に絞り、何を見落としたくないかを品質保証と現場で共有しましょう。