自動外観検査の対象は、表面状態、形状、組立状態、印字、色に分けると整理しやすくなります。欠陥名だけでは検出可否は決まりません。製品のどの場所に、どの程度の違いがあると不良なのか、その違いを画像に捉えられるかを合わせて確認します。
表面状態では傷、打痕・凹み、異物・汚れを、形状では欠けやバリ、変形を確認します。組立状態は部品の欠品や位置ずれ、印字は有無、かすれ、内容の違い、色は指定色との差や色ムラが対象です。一つの製品に複数の項目がある場合は、項目ごとに対象面と基準を対応付けてください。
例えば金属部品の加工跡は、機能に影響しない面では許容されても、接触面では問題になる場合があります。樹脂部品の色のばらつきも、仕様上の許容範囲と比べて判断します。見た目の違いをすべて不良と扱わず、品質保証部門が用途や顧客との合意から基準を決めることが先です。
内部欠陥や触感、機能そのものの確認は、画像による外観検査とは分けて検討します。