今日の在庫が足りていても、来週の出荷や生産の投入で足りなくなることがあります。予定の足し引きを担当者が頭の中で行っていると、気づくのは直前になりがちです。生産計画と在庫を手作業で突き合わせる運用では、計算条件が担当者の手元に残りやすくなります。
必要な発注数を他の人が確かめられるよう、入出庫予定と計算の順序を共有する必要があります。
有効在庫という名称を使う場合も、現在使える数量か、予定を含む数量かを社内で揃えてください。このシリーズでは、今使える数を利用可能在庫、予定を反映した見込みを有効在庫(将来在庫)と呼び分け、次の式で求めます。
- 初日の有効在庫 = 今日の利用可能在庫 + 初日の入庫予定 − 初日の出庫予定
- 2日目以降の有効在庫 = 前日の有効在庫 + その日の入庫予定 − その日の出庫予定
- 欠品予定日 = 有効在庫が初めて0を下回る日
出庫予定には、まだ引き当てていない分だけを入れます。引当済みの分は、利用可能在庫を出すときに差し引いているからです。