発注点は、在庫がその量まで減ったら発注する基準の数です。安全在庫は、使用量の上振れや入荷の遅れに備えて持つ分で、発注点の中に含まれます。どちらも式は広く知られています。ただ、自社の設定値が数年前に決めたままだったり、担当者が経験で上乗せしていたりしないでしょうか。
こうした運用は、担当者の休暇や異動、仕入先のリードタイム変更をきっかけに崩れます。二重発注を調べる際は、誰がいつ手配したかを確認します。急ぎの電話発注や分割納入、担当者の交代では、発注済みか、どれだけ入荷待ちかを引き継ぐ必要があります。
欠品や余剰が出たときは、発注の記録と使用量の実績を並べて、安全在庫が足りていたかを確かめます。
計算式を知っていても、判定に使う在庫の数と、値を直す人と時期が決まっていなければ、判断は担当者ごとに分かれます。この記事では、計算の手順に加えて、判定の仕方と見直しのルールを決める方法を扱います。