在庫金額は多いのに、必要な部品が足りずに生産が止まる。この状態は、在庫の総量を増やしても減らしても解消しません。例えば、出荷の少ない品目を多く抱えていても、よく使う品目の補充が遅れれば欠品します。総量を減らすだけでは解決しないため、品目ごとの使われ方と補充の条件を比べる必要があります。
適正在庫は、品目ごとに、欠品を起こさずに持つ必要がある最小限の量と考えます。中身は目的で分けます。主な目的は二つです。一つは、補充してから次の補充までに使う分で、補充のたびに増減を繰り返すサイクル在庫です。もう一つは、使用量の上振れや納入の遅れに備える安全在庫です。
どちらにも当てはまらず、ほかの目的も説明できない分が、必要量を超えて持っている過剰在庫です。
品目によって、この二つの必要量は違います。ここからは、品目ごとに持ち方のルールを決め、そのルールを誰がいつ見直すかまでを順に整理します。