倉庫の奥に、何年も出庫のない部品や、終売した製品の資材が積まれていませんか。棚卸のたびに話題になっても、まだ使うかもしれないという理由で持ち越されます。製造業の滞留在庫は、こうして保管場所と資金を少しずつ圧迫します。棚が埋まれば、新しく入る資材の置き場探しにも時間を取られます。
中小機構のJ-Net21にも、3年前に作った製品の資材が大量に残り、保管場所がなくなってきたという相談が寄せられています。[1]
持ち越しが続く理由の一つは、どこからを滞留とみなすかが社内で決まっていないことです。一定期間動きがない在庫でも、将来使う予定が確定しているものと、使い道が決まらないものは分けてください。J-Net21は、期間や残す数量の基準は企業や商品によって異なるとしています。[2]
ここでは、最終出庫日からの経過日数と在庫金額で滞留を区分し、区切りの日数や金額は自社で決める前提で進めます。区切りを先に決めておけば、棚卸のたびに一品ずつ議論し直す必要がなくなります。